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2023.09.28

肌老化を引き起こす4つの要因

9月も後半になり、暑さは少し和らいできましたが、夏の紫外線による肌ダメージだけでなく、朝晩の寒暖差があり空気が乾燥するため、肌トラブルが増加する季節です。

本日は、そんな秋の季節に知っておきたい事実『老化の原因4つ』をお伝えさせていただきます。

 

目次

1.酸化ストレス

2.炎症

3.糖化

4.DNAダメージ

5.まとめ

 

1.酸化ストレス

活性酸素とは、呼吸によって体内に取り込まれた酸素の一部が、通常よりも活性化された状態になることをいいます。取り込んだ酸素の1~3%が活性酸素に変化すると考えられており、活性酸素は体内の代謝過程において様々な成分と反応し、増えすぎてしまうと細胞傷害をもたらし、がんや脳卒中、糖尿病などの原因となります。酸化により体内のタンパク質や脂肪などの細胞が変性し破壊されることで、老化現象も促進します。

 

肌にダメージを与える酸化ストレスには多くの原因があり、例えば

 

①UVA/UVB (紫外線)

②空気汚染 ⇒ 92%の世界人口が空気汚染のある地域で生活しています。

③喫煙

④化学酸化剤

⑤栄養不足

⑥オゾン

などがあります。

 

鉄が錆びるように、人間の体内も上記のようなものが原因で錆びついていきます。体内の錆びを除去するのに欠かせないのが、『抗酸化物質』です。

抗酸化ビタミンは活性酸素の働きを抑える作用を持つビタミンのことで、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなどを指し、これらを食事やサプリメントで摂取したり、外用として塗布することで活性酸素を除去し健康な肌を保ちます。

 

2.炎症

腫れたり熱を持ったり、赤みや痛みを伴うものを炎症と言います。

炎症は、異物や死んでしまった自分の細胞を排除し、体の恒常性を維持しようとする反応です。 例えば細菌やウイルスが体内に侵入しようとした時に、さまざまな細胞などの生体内成分がその排除に働いた結果が炎症性反応です。

炎症は、加齢やニキビ、酒さ、シワ、色素沈着全般を指しますが、肌に良いかうかを与える炎症もあります。ケミカルピーリングやフラクショナルレーザーなどです。

故意にピーリングやレーザーで肌に刺激を与えて炎症を引き起こし、新しい皮膚の再生を促し、シワやたるみ、ニキビ跡や毛穴の開きの改善へと導きます。

一方で、痛みを伴う炎症の多くは加齢とともに加速的に全身に現れます。

 

3.糖化

糖化とは、身体に中でタンパク質と余分な糖が結びついて、タンパク質が変性、劣化してAGEsという老化物質を作り出す反応のことです。
この老化物質であるAGEsは分解されにくく、このAGEsの蓄積は肌や髪、骨など全身の老化を進行させ、さらに体調不良やさまざまな疾患(糖尿病、高血圧、がん等)の原因となります。

糖分や脂肪の多いファストフードを食べ続けたり、運動不足や睡眠不足等が重なると、実年齢よりも体の中の老化が早く進行していきます。

紫外線を浴び過ぎたり、過度のストレスを受け続けることで過剰な酸化物が発生し、それによって体が酸化反応することを「体が錆びる」と呼ばれるのに対し、余分な糖分によって引き起こされる糖化反応は、「体がこげる」と呼ばれます。原因は別々ですが、どちらも異常な老化への近道になります。

 

4.DNAダメージ

DNAは細胞を活性化させターンオーバーを促進する機能を持つため、DNAが損傷するとターンオーバーが上手くいかなくなってしまいます。また、DNAは細胞に直接働きかける細胞の司令塔としての役割も持ちます。例えば「コラーゲンの産生を促進する」という細胞の働き1つをとっても、DNAによって指令が出されコラーゲンが産生されます。このように、全ての細胞に対しDNAは司令塔としての役割を果たしているため、DNAが損傷すると細胞が適切に働かなくなってしまいます。

 

DNAダメージの原因として、

 

①UVA/UVB (紫外線)

②空気汚染

③喫煙

④バランスの悪い食生活

などがあります。

 

5.まとめ

今回は様々な「老化」現象の原因についてご紹介させて頂きました。

老化により、コラーゲンやエラスチンの減少し、肌にはシミやシワ、たるみが現れ加速的に肌老化が進みます。

次回コラムでは、肌の老化を防ぐための方法をお伝えさせて頂きます。