ニュース

ニュース

News

Column

2023.07.21

紫外線と肌コラーゲンの関係性

こんにちは。本日は前回の内容に続き、紫外線とコラーゲン減少の関係性についてコラムを書いていきたいと思います。

目次

1.紫外線と肌コラーゲンの関係性とは?

2.コラーゲンを産生するビタミンCセラム

3.まとめ

1.紫外線と肌コラーゲンの関係性とは?

コラーゲンは、皮膚構造のうち真皮に存在し、皮膚の柔らかさを保ち、表皮を支えたり、肌の保水力や弾力を維持する役割を果たしています。コラーゲンの他に“エラスチン”も真皮に存在します。(皮膚構造の概要については、“夏の落とし穴!エアコンとインナードライ”を是非ご覧ください。)コラーゲンやエラスチンは30代から乾燥や紫外線のダメージなどにより急激に減少していきます。

前回のコラムでも少し触れましたが、UVAは年間を通じて、日中の時間帯を選ばず比較的多く降り注いでおり、窓ガラスも透過するので屋内にいても充分に注意が必要です。UVAはコラーゲンやエラスチンが存在する真皮まで到達し、コラーゲンやエラスチンを変性させます。更に、紫外線によるダメージが大きいと太くしっかりした網状の構造が崩れ、細くほつれて劣化し、最後には切れてしまいます。表皮を支えていたコラーゲンやエラスチンが変性したり切れることにより、真皮は表皮を支えられなくなってしまいます。これが「シワ」や「たるみ」の原因です。
また、繊維芽細胞(せんいがさいぼう)という、コラーゲンやエラスチンを産む母細胞にもダメージを与え劣化させるため、コラーゲンやエラスチンの産生量そのものが減少したり、産生しても質が低下したりします。このように、紫外線はコラーゲンにとって大敵なので、適切なUVケアをすることが非常に重要です。

また、体内でアミノ酸からコラーゲンが生成される際、そのサポート役となってくれる栄養素があります。 それは 「ビタミンC」と「鉄分」「酸素」です。 ビタミンCは柑橘類やキウイなどの果物、パプリカやブロッコリーなどの野菜に豊富に含まれており、鉄分は赤身の肉や魚、貝類、大豆製品、小松菜やほうれん草などの野菜に豊富に含まれています。また、コラーゲンタンパク質を多く含む食材を食べることで、口からコラーゲンの原料を補うことができます。 コラーゲンは、牛すじ、鳥の皮、鳥なんこつ、豚足などの肉類、うなぎ、カレイ、アンコウ、フカヒレ、魚の皮などの魚類、動物の骨(ボーンブロス)など数多くの食品に含まれています。

コラーゲンを構成するアミノ酸の生成にはビタミンCが不可欠なため、ビタミンCが不足するとコラーゲンが産生されにくくなり、骨粗鬆症や壊血病、皮膚の弾力低下などを招きます。 ビタミンCには高い抗酸化作用があるので、体内の酸化を防いで健康や若々しさを保ちます。

2.コラーゲンを産生するビタミンCセラム

コラーゲンはヒドロキシプロリン、プロリン、グリシンの3種類のアミノ酸がつながることでつくられます。その時に必要なのが、ビタミンCと鉄分と酸素です。それぞれの成分詳細については今回は省略いたしますが、ビタミンCセラムには、即効性の高い水溶性ビタミンC2種類と肌への刺激が少なく真皮まで浸透する脂溶性ビタミンC1種類の計3種類のビタミンCと、酸素を発生させる世界最先端アクティブボタニカルのActigenO2から抽出された成分、鉄分を含むカンテンエキスとヒマワリ種子エキスから抽出された成分を含んでいます。使い始めてからの肌の透明度の変化、そして弾力に大きな変化を感じているという声を多く頂いております。紫外線によるコラーゲン減少は避けられませんが、日頃から紫外線の予防とアフターケアを行うことで、外的要因によって揺るがない肌を維持することができます。

3.まとめ

紫外線によりコラーゲンやエラスチンの数は減少し、もろくなり、やがて切れることでシワやたるみとなって肌表面に現れます。紫外線の強いこの時期は特に、それぞれの肌に合った日焼け止めを使用することで効率的に紫外線を予防しましょう。そして、日常的に使用する化粧品アイテムのこともよく理解をしておくことが重要です。紫外線によりダメージを受ける夏の肌には、コラーゲンの産生を促進するアイテムや食事を意識的に取り入れていきましょう。次回のコラムでは、夏のスキンケアで必要なことについて「与える」アイテムではなく、「落とす」アイテムの重要性についてコラムを書かせていただきます。